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今後の予定(邪気論もろもろ)

 あーどうも、やいと屋&どうたぬきです。数年間、ご無沙汰しておりました。
一言で言えば身体ぶっ壊しておりました。今も良くはないんですよねえ・・
まあ、書きたい事ができましたので舞い戻ってまいりました。

 これからの連載予定(仮)書いておきますね。
一頃、オーリングやダウジングについて書いていましたね。あれの続きですわ。
結論から書きますと、ダウジングの教科書に治療により人の「業」を受けることがあるため、それの対策法が書いてありました。
ついでに言いますと、別のダウジング本では、治療家が患者の病状をまるで食らったかのような逸話が書いてあります。
それについて。

 さて、沢田流聞書では巻末の付録に、日蓮上人が五行色体表に似たものを書いていたという描写があります。それにヒントを得て鎌倉新仏教の連中の著書を読めるものは読んでおりました。その中になかなか面白いものありましたよ。いわゆる、当時の最新鋭医学(黄帝内経)の医学らしい事書いてありました。鍼師は戦国時代以前は外科医的なところありますが、灸の方は僧侶が担ってきたので、鎌倉新仏教の医学を基礎にして後に発展していても全然おかしくはないんですよね。

 沢田健ちゅー人は、朝鮮渡ったころはたしか、日蓮宗。日本来て神道に目覚めたのかもしれない。ただし、沢田が生きていた時代、明治、大正、昭和って廃仏毀釈の影響で何処まで伝承が残っていたのか?そして、今、文献で残っているのか?不明です。多分ない。澤田は山登りして神社など行っていたと聞書には書いてある。おそらく、山岳信仰、山伏、修験道の連中と出会っても不思議ではありません。修験道行者も真言となえながら灸したり、後は弘法大師直伝?の丸薬の調合法など教えていたりしますしね。

 ・・・でー。修験道=密教=祈祷僧ではないですが、この祈祷僧って言う職業がまた人の「業」を受けるのか死に際がよろしくないとも言うのよね。数年前は知らなかったけど、行者さんのブログやら色々調べていたらそうらしい。占い師なんかもやばいらしいね。

 そういう訳で、上の2つの視点、つながったわけです。

 元々、私は郷土史ブログ書いていました。阿部晴明なんかも書いていたのよ。

郷土史の五行説から鍼灸の五行説行って、あえて応用例言えば占いの五行説、さらにこの先に仏教の五行説に行っても「気が狂ったか」といわれる筋合いはねー。

 沢田健は日蓮系の家伝灸から発展させた?という仮説も立てています。

 それと、今から話す事は仮説の仮説、表に出さないかもしれないが・・・

 (沢田流)太極療法の太極、治療法ではなく、この太極という概念、これね、とてつもなく危険かもしれない。場合によっては命もってかれる。まあ、沢田健が(比較的)短命だったのは、別の要因(糖尿病など)だったと思いますが・・・

 これに対して治療法ではなく、五行説という考え方、これは極めて安全かもしれない。太極の危険性を知るとね。

 もっとも五行説にしても、理論に走りすぎているきらいもありますが・・・

 これについても書けたら

 ついにいかれちゃったか、と思われるでしょうが、はじめからおかしかったですよ・・・スピ系のブログもまあまあ読んでいましたが、なんかね。これなら自分で書くしかないのかなと。行者さんのブログは面白いもの多かったですよ。感覚的な描写なんかは、実に我らの世界観に近い。本来なら行者ブログとトラックバック打ち合って書く構想も持っておりましたが、そこも大変なようだから。

 正直、何処まで書けるかわからないです。これ書いた後も、実際数年何も書かないかもしれない。何か書いたら読んでみてくださいね。すみませんが、コメント書かれても、お返事かけないと思います。その辺は先に御詫びします。


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ぶっちゃけ 丹田ってなに?(コラ

 日本鍼灸では特にそうですが、臍下丹田の気を満ちたらす事を重視しております。では、丹田ってぶっちゃけナニ?
 案外、この問いに答えられる鍼灸師って少ないかもしれないよ。(遠い眼をしてお茶を濁すとか)

 では、ツボで丹田と呼ばれるところは何処でしょうか?

 「鍼灸重宝記」は石門(臍下二寸)に別名丹田としております。普通なら関元(臍下3寸)気海(臍下1.5寸)も入るでしょう。丹田は臍下にあるようですが、まちまちですね。

 では、腎間の動気でもそうですが、丹田の虚実を見極める方法は?

 普段、引用していない本から引用してみましょう。操体法を開発した医師、橋本敬三の「鍼灸による即効療法」(絶版)(この本の出版時にはまだ操体法はできていなかったと思われる。)


 虚症の目標
 外見上、心配なさそうに見える病人でも、運動系上では、腹部正中線上、臍下2~3横指のところを指圧してみて、あたかも穴でもあいているが如く、弾力がなく抵抗がなく指が入り込むようであれば、虚症に陥っている証拠であるから、予後に油断を許さない。弾力がでてくるようであれば有望である。「鍼灸による即効療法」橋本敬三


 ツボでいうところの、石門、関元付近を指で圧し、ズブズブズブと入るのは良くないよね、ということでしょう。

 さて、丹田の位置が微妙にずれているのは何故か?一ついえることが、丹田は眼に見えないからです。(ツボにしてもそうですが)そして、実際に人体を解剖しても、それっぽいものが無いからです。架空の臓器ともいえるでしょうが、無いもの無いかもしれないものを感じるのが日本人でしょう。

何故、一定でないのか?また、古典に丹田はなんと説明してあるのか?

 今日はお初の古典をこれでもか!これでもか!と出します。(年末大安売り)


 今回、引用するのは、本間祥白の「鍼灸病証学」です。(これも絶版)

 本間祥白は、経絡的治療の創始者、井上恵理のお弟子さんで、その人となりは上地栄氏の「昭和鍼灸の歳月」に書かれております。本間祥白の代表作ともいえる「鍼灸病証学」。この本の元ねたは韓国の「東医宝鑑」といわれております。ドラマになったホジュンの命がけの大作ですね。もっとも、その源流はさかのぼれ、中国の「医学綱目」とも言われます。病証の分け方を見ますと、確かに元ねたといえます。鍼灸病証学が手に入らなかった時は、医学綱目を買いました。とんでもない大作で、読み込めないし、使いこなせません(苦笑)

 では、丹田に関連ありげなところを引用してみましょう。


胞(一名赤宮子宮)
経絡衝脈任脈督脈皆胞中に起る。

婦人胎児の居る所名けて子宮という(東垣) 胞一名丹田、関元。臍下三寸に在り、方円4寸脊梁に著く。両腎の間中央の赤是也(東医)

臍は斉なり
其の上下斉しきを言う也。身の半正を臍中と言う、下丹田は臍下三寸に在り方円4寸。難経曰く十二経脈皆生気の原に係る、所謂正気の原は腎間の動気を謂う、即ち下丹田也、五臓六腑の本、十二経の根、呼吸の門、三焦の源也。
 「鍼灸病証学」(絶版)本間祥白


東垣とは、「脾胃論」を書いた李東垣であり、東医とは、ホジュンの東医宝鑑です。

 丹田は「点」ではなく「円形」臍下三寸にあり、直径?4寸。となると、石門も気海も丹田といっても別に良いでしょう。背骨にも連なっている、これなら、腎間の動気という表現も納得できます。(解剖学的に腎臓の高さとは違う印象がありますが)

 丹田とは、身体意識であり、あくまでも感覚ともいえます。

 とはいえ、鍼灸病証学、東医宝鑑の子宮の部分に書かれておりますから、ネットなどでは良く見かける、

 「丹田=子宮説」も当然成り立ちますよね。

 確かに、子宮に胎児が身ごもった状態と、上の丹田の説明は納得いくものがあります。

 さて、丹田、禁鍼説があります。石門なんかに鍼刺すと、子供が出来なくなるとか。

 私が持っている江戸古典には、凄まじい難産で、やむなく母体を救うため、最後の秘策として、この部位に深刺を指示するものもあります。(あえてツボ名は避けます)

 昔は、腹部は深く刺す事を指示するものが多く、確かに、丹田=子宮なら、こんなところに深く刺せば、内臓を損なうこともあったでしょう。しかも千年単位の前時代では、消毒法も発達しておらず、鍼も激太、正直、危険です。

 (古説重視とはいえ、そんな事もなかったとする有力説も多数存在します)

 妊婦さんにダメダメはもちろんですが、関元なんかは、慎重に使えば実に妙味のあるツボと言えます。

 出産後、昔風に言うならば、産後のひだちが悪く、頭にお血(古血)が上ると危険だから、関元付近に鍼をするのが、御園無分流、火曳きの鍼です。関元、つまりツボ、治療穴は条件、タイミングによって効果が全く違うともいえます。

 「丹田って子宮なんだ、じゃあ、男には丹田って無いの?」そんな疑問もあろうかと思います。というか、もっともです。

 衝、任、督脈の出る胞中って、なんとなく子宮っぽいけど、男だと何処なの?(これについては別の時に)

 一つには丹田は前立腺なんだ、という意見をネットなどでは見かけます。まあ…確かにそんな気がしないでもない。そうかくと、じゃあ前○腺マ○○ージって、丹田形成に良いんだ、受けてこよう!!(本来これって医療行為なんですが…)

 私は否定しませんが、房中術には少なからずこういう面があろうかと思います。丹波康頼が千年前に書いた「医心方」はそれまでの中国、漢方医学の集大成的な書物ですが、医心方には、房中術の記載が少しあるそうです(僕はまだ医心方読んでいませんから)医心方=房中術と考えている人はあまりにも多い。

 房中術を以って不老長寿ならぬ不老不死を目指そうとする人、研究した人がいてもおかしくはありません。

 でも房中術使って不老不死になった人、僕は見たこと無いなあ。



 さて、沢田流的に考察してみましょう。沢田健は、左陽池、中かん、(場合によっては右陽池)を以って、子宮左屈、子宮の位置異常を治したとされております。丹田=子宮と考えても良いかもしれないが、骨盤内内臓の位置調整をして、丹田の意識を認知させた、と考えるのはいかがでしょう?

 丹田が子宮、そして男なら前立腺なら、前立腺肥大、前立腺炎にこの技が効く事を安視させております。しかし、男の場合は、前立腺とは言えず、別のところに効いちゃうようです。(沢田流とか深谷の主治では、違う事が書かれております。


 丹田の秘密、こんなことは、ネットサーフィンして、気功、整体系の方がブログなんかに書かれているでしょう。

 せっかくだから、鍼灸師だから出来ることを、後編に書こうと思います。つまり、丹田育成を阻害するもの、例えば、「腹部瘀血」とか。

 続く


関連記事丹田 石門の危険性

沢田流太極療法 太極の別説


注 私は今まで、この記事を書く事をためらっておりました。丹田の禁鍼説の私なりの解説は、悪用する人が使う可能性があります。また、丹田=子宮説より、前立腺説はともすれば、こちらは別の意味で悪用され、誤った解釈がされやすい、そして私の文章もその危険性をはらんでおります。そのため、ブログで書く事をためらっておりました。ですが、丹田は十二経の大本であり、丹田の解釈は多くの方に有益では無いだろうか?と考え、批判を承知で書きました。この記事は期間限定にするかもしれません。このブログ記事を読まれた方は、気分を害する事もなくはない、なにとぞ、御了承くださいませ。

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八会穴の謎

 われらが英雄、鍼灸学の一考察~鍼灸学生のつぶやき跡kouitsu氏は今、原穴、十二経の成立の秘密、絡穴など実に古典より興味深い記事書かれています。ある意味、鍼灸の集大成であり、誰もがなんとなく疑問に思ったこと、さらには、一つ間違えば、今まで論ずることはタブー視されていたが、鍼灸を知る上では避けて通れぬ、と思われる事もさらりと書かれています。この流れで、僕は「八会穴」について書こうと。古典からの考察ではなく、いわば「オレ流」違う概念から八会穴の共通性、類似点を示し、人体の仕組みに迫れればと思います。

 八会穴とは、
腑会(腑の病に使う) - 中脘(任脈)
臓会(臓の病に使う) - 章門(肝経)
血会(血の病に使う) - 膈兪(膀胱経)
脈会(脈の病に使う) - 太淵(肺経)
骨会(骨の病に使う) - 大杼(膀胱経)
筋会(筋の病に使う) - 陽陵泉(胆経)
髄会(髄の病に使う) - 絶骨(懸鐘)難経本義などでは陽輔(胆経)
気会(気の病に使う) - 膻中(任脈)


 場所は、テキトーに探してください。気が向いたらイラスト書いてアップします。

 疑問に思ったのは鍼灸学生1年次、髄会の絶骨が胆経にある事。髄をつかさどるのは、腎、だから髄と関係が深い腎経ではなく、何故胆経なのか?(kouitsu氏のブログでは十二経、もっと前は十一経だったことが書かれております。経脈学説と臓腑学説は別物ともいえますし、また八会穴は十二経脈学説とは違う概念といえます)

 また、絶骨は僕は学生なる前に、鍼灸極秘抄というものを読んでいました。この本は、絶骨を陽輔としております。難経本義(滑寿)では、絶骨は陽輔としております。
 その影響か?長野潔は、陽輔を良く使っている印象を受けますし、岡部素道も多用しているように思えます。
(陽輔は五行穴では木経の経火穴であり、シャ法として重宝したのでしょう)

 杉山真伝流では、「表の巻」「中の巻」を読む限りでは、絶骨は、懸鐘としています。懸鐘と陽輔は1寸しか離れておらず、どの説を採用しても、それほど変わらないか?とも思えます。因みに沢田流絶骨は、この2説とは全く別の場所を使っております。

 難経では、八会穴は熱を抜く穴のように書かれております。

 ちょうど三年次ですが、高岡英夫の「究極の身体」を読んだ時に、その一節に八会穴のいくつかが当てはまり、まさか?法則性がある?と考えるようになりました。初めて公開したのは、

拘束背柱 拘束背芯と拘束腰芯 鍼灸で読み解く
をお読みください。

人間の身体を詳しく見てみると、凄まじく拘束されている部分が何ヶ所かある。たとえば、腰の横、あるいは腰椎と仙骨の境目付近、それから腓骨まわりなどだが、これらの中でももっとも拘束が強い所の一つと考えられるのが、この頚椎の6,7番、胸椎の1番から下の左右の肩甲骨に囲まれた部分だ。私はそこを「拘束背柱」と名付けているが、(中略)さらにその硬い「拘束背柱」の中でもひときわ硬い石のような所がある。それが他ならぬ頚椎の7番から胸椎の4番あたりの背骨まわりの「拘束背芯」なのだ。(中略)また、腰椎の4,5番及び仙骨とその周囲の拘束された部位を「拘束腰芯」と呼ぶ。高岡英夫 「究極の身体」より

上記の言葉の凄まじく拘束されている人間の身体の部位に、なんと八合穴が5つも配置されているのです。
この頚椎の6,7番、胸椎の1番から下の左右の肩甲骨に囲まれた部分には、骨会、 大杼。血会、膈兪が配置されております。腓骨まわりには、筋会、 陽陵泉、髄会、 懸鐘(陽輔)が入っております。髄会が胆経にあるのは、なんとなくわかりました。因みに「解説 鍼灸重宝記」では経絡治療の大家、小野文恵が、股関節がこの本では胆経の領域、骨は腎じゃないの?という意味のこと書いていますが、小野文恵の疑問も僕と同じ目線なのでしょう。

八会穴とはつまり
人間の身体のこわばりやすいところを示しているのではないか?(仮説)

さて、腰の横ですが、側臥位になると、腰の横は、帯脈、前に章門、後ろに京門があり、臓会、章門も腰の横とみれば、八会穴が5つ当てはまります。


 卒業して2年目くらいですか。今度は腑会、中脘、気会、膻中、キロク部にある昔の期門、心募たる巨闕、心窩部にある募穴も猫背気味の人は、こわばりやすい(と思う)そうなると、八会穴のうち、7つがこわばりやすいところを示している、といえます。(僕の仮説ね)

もちろん、僕の中には、この7つの部位の緩め方も考え、実際に使っております。その緩め方など、もっと詳しくは、過去に某研究会で発表しました。ブログではおそらく出さないでしょう。色々な方法がありますからね。

 ツボの名前には意味がある、とすれば八会穴も何かしら示しているのではないか?という仮説を述べたまでです。
この部位を緩める、運動器疾患、拘束背芯を緩めて、キロク部を緩めれば、呼吸器疾患(さらに言えばバストアップも?)狙えますし、腓骨まわりを緩めるは、膝疾患に使えます。


 貴方の仮説はわかった、じゃあ、具体的に緩めるにはどうするの?
 
 そんな疑問はあろうかと思います。「理論はわかった、じゃあ、現実にどう使うの?」という突っ込みは鍼灸書を読んでいると、いくらでもあります。過去の研究会発表でしゃべりましたが、これは実技でないと説明できないし、緩め方は、数ヶ月で進化するから、お見せも出来ないですね。

 こうしてみると、実は五行穴も別の目的があったとか、面白い解釈が出来るかもしれません。

 後々、kouitsu先生は八会穴について書かれるでしょう。それを読むと、また理解が深まると思います。


リンク先、トラックバック先
鍼灸学の一考察~鍼灸学生のつぶやき跡

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沢田流太極療法 太極の別説

 皆さん、こんにちは、やいと屋です。すっかりご無沙汰しておりますが、これでも忙しい身なんで。
 このブログでは夏ごろ、ダウジング、オーリングなど書いておりました。最近は、この技術の練習がてらに、まあ、地面のエネルギーの流れなんてものも探っております。こう書くとヤバイ奴に見えるでしょうが、元々ダウジングというのは特殊な技術ではなく、練習すれば誰でも身につけられる技術です。別に超能力とかニュータイプな能力ではありません。だから、そういう練習方法も研究の対象です。

 また、ダウジング系には、治療家が避けて通れない、邪気のはらい方、防ぎ方も書いてあります。これについてもいつか買いて見ましょう。

 今日は、家のエネルギーの流れっていったらいわゆる一つの「家相」ですね。

 私もかつては若き郷土史研究家として活動しておりましたし、大陰陽師阿部晴明(正式名称はあべ せいめい ではなく、 はれあきら)も守備範囲でした。そういう話にも免疫があるんですね。

 家相にも「太極」という言葉があります。

 家相で言う太極とは「屋敷の図面の重心の位置」です。簡単に言えばね。方眼紙かなんかで図面を切り取り、正確に重心の位置を決める。ここが太極であり、大黒柱の位置になります。(あくまでも家相の一つの説ですが)

 さて、太極に「重心の位置」という概念が家相にはあるんですね。そこで、鍼灸における「太極」を考えて見ましょう。

 鍼灸における太極療法(沢田流)とは、太極とは根本、つまり枝木に惑わされず、根本を見る。五臓六腑の不調和を治す、とか、このブログのどこかに書いてあるでしょう。(テキトー)

 ここで仮説


 太極とは、根本という意味もあるが、太極療法とは、人体の重心の不調和を治す事を基本に考えていたのではないか?

鍼灸治療基礎学、沢田流聞書には、重心という話は書いてないはずです。ですが、思わせる逸話はいくつかあるんですね。

 ろうそくの火、ろうそく一本分、正座して丹田を鍛えたとか、沢田流基本穴のあれとかこれとか。

 今日は連載にせず、一気に書きましょう。

 ご都合主義で話は飛びますが、じゃあ、人間の重心って何処と考えます?

 鍼灸師なら、中焦たる中かん、またはヘソとその真裏の命門。または、大黒柱から、正中線たる任脈、督脈を考えるかもしれません。それと、日本鍼灸が重視する「丹田」と答えるでしょう。

 もう少し考えて見ましょう。では人間が立った時に重心となるところはどこか?

 これのヒントは、運動学にもありますが、せっかくなので、鍼灸書籍の引用をみてみましょう。


先生は腎臓云々といって腎に重きをおいたが、脾臓にも肝臓にも重きを置き、肝脾腎三焦と口癖のように云っていた。膈兪は膈兪として、心兪は心兪として、肺兪は肺兪として、それぞれ重要な穴であること勿論であるが、これらの穴は肝脾腎三焦ほどには使はれなかった。次髎の穴は、殆ど総ての患者に用いられたが、これは骨盤部内臓の治穴として重要なばかりでなく、足の方の病気にも必要であり、また身体の上部よりも下部に力を注ぐことにより、丹田に力が満ち、身体が安定するためであったのではないかと思ふ。いや、そればかりでなく、膀胱兪を殆ど用ひなかったので、膀胱兪の代りに次髎を用ひられたのかもしれぬ。膀胱経は、身体の後側の殆どすべてを占める重要な経絡であり、五臓六腑の兪穴はこの経の上にあり、内蔵の故障のすべては膀胱経の上に反応となって現われて来るので、この次髎の穴を重要視したのであろう。 「沢田流聞書 鍼灸真髄」


自分のブログの文章へリンク張ってもよかったですが、見るのがめんどくさいだろうと思うので、そのままここに引用文を書いておきます。(興味があれば、このブログ「沢田健の診断術」の三部をお読みください。

膀胱兪ではなく、なぜ次髎なのか?仙骨の穴へ火を通したかったから?ここも疑問に思っておりました。実は、名家灸選に腰痛一切に効く灸というものがあります。これは、深谷伊三郎の名家灸選釈義にあり、あえてここではツボ名など引用しません。ご興味があればお買い求めください。

名家灸選のこの治療穴の一部を書きますと、膀胱兪と膀胱兪と背骨(正中線)の交点、の三穴へ灸(それと腰のどこかに灸)膀胱兪の横のラインと背骨のラインの交点、いわば仙骨上ですが、ここは次髎の内側と表現してみてもよいでしょう。

ここは人間が立った時の重心になります。

名家灸選の灸は、人体に重心の位置に灸をすえて、人体に重心の位置を認識させる、そしてどっこいしょと、座った状態から立ち上がる時に力の入れる必要のある腰の部分に灸をする、と私は現時点で解釈しております。(まどろっこしい説明ですが)

丹田とはいろいろ説はありますが、人間の立った時の重心、そして太極療法とは、五臓六腑の不調和を治す意味もあるが、人間にまず重心の位置を認知させ、重心の位置が引き連れるであろう原因たるところを探して、緩める、引き締める、そうしてみると、ツボにはこだわらないが、人間の身体には法則性があるから、自然に常用穴ができ、これが沢田流基本穴と呼ばれるものであった、と考えてみてはどうでしょうか?

「沢田健の診断術(前編)」では、沢田健は腹診、丹田(関元付近)を探り、手ごたえを見る。中間と左陽池に灸する、そして場合によっては、気海、滑肉門、大巨、期門など腹部の灸を増やす。
患者を裏向き(伏臥位)にして次髎とか腎ゆなど腰に灸し、背中、手足は助手に任せていたようです、と書きました。この技で患者に丹田の感覚を養わせていた。

 沢田健が非凡なのは、重心の位置を意識して治療していたわけだし、名家灸選の灸法を考えた人も、ここを考えていた。ネタがわかれば、なんだ、なんですが、案外、気が付かないものです。少なくとも私は無意識ではなんとなく、もやもやがありましたが、これがわかるまで3年ほどかかりました。最後の仕留めとなったのが、家相でいう太極の定義です。

 この考えに到ったのは、名家灸選、腰痛の灸が馬鹿に効くので、
「なんでそ~なるの?」(コント55号風)(古

 つまり、沢田流基本穴にしても、なんでそこを使うのか?自分なりに考えたんです。あの人天才だし~特別だし~で終わっては先人に失礼では無いか?考えるのを辞めずに、考え続けたから。それだけです。

 なんで沢田流基本穴が作られたのか?そこら辺のいきさつがわからないと、応用って出来ないでしょうね。基本穴を使えばそれでいい、定石だけでそれでよい、パターン治療を作ってそこで終わる。それでは、いけないと思ったんですよ。

 最近、将棋の竜王戦で、新竜王が誕生しました。昔、将棋指しの羽生善治氏の手で一見訳がわからないが、後に効いてくる手を「羽生マジック」と呼びました。マジックと呼んでいますが、ちゃんとタネはあるのです。タネの仕組みを知りたかった、それだけです。


さて、話を戻して、腰痛の人で、沢田流で丹田を認知させた、もう一押しとして、足が運びやすくする為には、ここで脚気八処の灸なんてものも、意味があったりするのです。全部使う必要が無いが、あの場所に意味がある。座って灸してみるとかね。


 それと、立った時のバランス、これを考えて見ましょう。丹田を認知させた、こわばりをとりたいよね、となると、膀胱経の背部ゆ穴になります。これも上記の引用文でもあり、膀胱経は人間の後ろ部分の大半を占めております。膀胱経だけではバランスが悪いのではないか?そうなると、人間の前面にも刺激を入れたい、結構よさげなのは、陽明経(足の胃経、手の大腸経)特に足の陽明経は、身体の前面を占めておりますので、これなんかもいいんじゃない?

 昭和の名灸師と称えられた深谷伊三郎は、「図説 深谷灸法」では、治療の締めに手足の要穴へ灸をして終えたようです。これを「止めの灸」と呼ぶ。本には、灸の熱が頭に行き、のぼせ防止に、合穴たる曲池、足三里、手三里などへする、としております。

 少し妄想になりますが、深谷先生の治療は僕は見たことはありません。家伝灸宜しく、背中の背部ゆ穴重視なら、止めの灸で足三里を使う理由として、「背中の膀胱経への刺激の帳尻を合わせるため、足の陽明経でバランスをとっていた。」としてみてはどうでしょう?もっとも、止めの灸では三陰交も使っているようですが。

 これは名家灸選に、足三里に灸して火を引き下げる、という文がヒントになっているかもしれません。さらに言えば古書では、背中の膏肓に灸したら、へそ下の気海付近、そして足三里に灸しろ、気がめぐってよいぞ、と書いてあります。

 止めの灸っぽいのは、深谷の発明ではなく、それ以前にも概念はあったのでしょうが、どの程度意識していたかはわかりませんが、深谷灸も調べれば調べるほど、非凡さが垣間見られます。深谷伊三郎の恐ろしさは、古典の応用の仕方でしょうか?(こんな軽く書いてはお弟子さんに叱られるでしょうが)

 足の陽明経を使うのは、長野式の「胃の気三点」でも言えるかもしれません。発想は同じなのか?胃の気三点処置も古典を調べれば調べるほど、その奥深さ、応用の広さには驚かされますが。

 長野潔の胃の気三点は、どのような本を読んで、ここに到ったのか?考察もしております。こちらも書くかもしれません。


 要は、有名無名を問わず、先人が到った知恵の秘密を解いてみたいという欲求です。数年したら、解釈は変わるかもしれません。秘密を知らなければ、そこまで行けない。

 腰の治療云々も書きましたが、膀胱経、胃経を使えばよい、ではなく、使い方、反応点のつかみ方など、これらも知らなければ、使いこなせません。胆経も必要になるよね。

 人間が立った時の重心を意識してみて、無理しているところを探す。これは体表観察の大切さでもありますし、観察眼ともいえますね。観察眼といいますと、心理学っぽいですが、しゃべり方、声、姿勢などからも情報を読み取れよ、という事でしょう。

 眼に見えないものを相手する「気」それが鍼灸師でしょう。ですがその前段階で、眼に見えないものの前に眼に見えるもの、触ってわかるものを理解する努力、また鍛錬も必要でしょう、というのが僕の現段階での見解です。

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イトウメディカル 秋の大感謝祭

かなり更新をサボっていましたね…

いきなりですが、イトウメディカルという鍼灸道具販売店が秋の大感謝祭を行います。

イトウメディカル

イトウメディカルは私が電動ベット買ったところであり、「ていしん」などもかなり買いました。
ここの強みはていしんを、注文して作ってくれることです。オーダーメードで作ってくれるところはそうそうありません。

使い捨てごう鍼中心の鍼治療ですが(感染症など対策で使い捨てだったりしますが)刺さない鍼、ていしんですと、自分で壊さない限り半永久的に使えます。今流行のパワースポットでていしんやもぐさに力を与えたりします。使い捨ての鍼ではこういう芸当はできません。道具に情が湧くと、力が増大する様な気がします。

もっとも、使い捨て鍼も、自己流鍼供養します。

飯のタネだからね。

さて、イトウメディカルは、年に数回、イベントやっとりまして、在庫品はかなり安く買えます。ベットなどは、こういうときに買うとよろしいかと。

岐阜県の岐阜市にありますので、東海三県でしたら、そういう安売りの時に行けますが、それ以外ではきついです。ていしん注文でしたら、問題ないのでは?
イトウメディカル
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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