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鍼の深さが書いてある古典

 よく受ける質問として「鍼の深さ(ツボの深さ)を教えてください。」というのがあります。
 このブログでは「鍼灸治療基礎学」と「図説 深谷灸法」が書かれていますが、これらの本にはこのツボにはどれくらいの深さで刺すのか?書いてありません。
 聞く所によると陰の経脈では腎、陽の経脈では膀胱経が深いらしいな、と学生時代聞いたことがあります。

 しかし、疑問に思っても直ぐに解決しました。学生1年時に買った「鍼灸重宝記」には鍼の深さが記載されています。学校卒業した頃、鍼の深さについて疑問に思ったのですが、重宝記を読んで見ると、ツボの深さが書いてあり、なあ~んだ。
 経絡治療の端くれとしましても、脈が整う深さを考えますと、重宝記記載の深さはかなり的を得たものだと思います。
 少し、引用しますと腎の母穴である復溜で三分、腎ゆも三分、肺経の尺沢は三分、曲池は五分から七分と書いてあります。
 腰痛で使う環跳で一寸。昔は筋肉に刺すという概念は無かったのでしょう。現代ではここには、寸六から2寸鍼を使うところと思います。

 不思議なのは腹部は深刺なこと。気海八分、曲骨二寸、一寸あるいは六分とあります。リスクな深さだと考えます。


 もっとも書籍ではここでは寸六の鍼を使わなければ効かない、と書かれた症例でも、僕の手ごたえでは寸3で十分だったというものもあります。古典や文献に深さが書いてあっても、もっと浅い場所で効く場合もあります。必ずしもこれだけの深さがいる、という概念は捨てた方がよろしいでしょう。

 因みに鍼灸重宝記は全てのツボを網羅していません。私手持ちでは鍼灸聚英も深さが書いてあります。聚英は古典記載の深さを多数引用しております。こちらの方がよいかもしれません。
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プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
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幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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