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やいと屋の会話術

 「今の若者はブログで一方的に書きまくるだけで、コミュニケーションの仕方がまったくなっていない。」そのような論調はたまに見ますが、確かに、むきになって反論しようとは思えません。確かに、思い当たる節がある。「やいと屋はコミュ障か?」と言われると確かに、否定は出来ません。

 趣味の事、昔なら民俗学、郷土史、祭、笛、今なら鍼灸に対して異常なまでに執着がある。スイッチが入ると一方的に話しまくる。などなど。よく、鍼灸師は個性派といわれますが、私は他の鍼灸師が個性的とは思えません。自分が一番おかしいと自覚しているからです。そして人付き合いが下手でかなり悩んでいます。誤解される事も多いが、弁解できない。口から言葉が出てこない。怒鳴られ、ただひたすらに耐えていた事もしばしばです。

 まあとにかく、鍼灸師は治してナンボ、と言われましても、客商売。サービス業です。人付き合い、話術が無い自分にとって、とんでもない世界に入っちゃいましたね。

 以前居た所では「トークが出来ない。」よく注意されました。努力しましたが、治らない。最終的には、治せない、言うの無駄と飽きられました。

 どうしたのかと言うと、わたしの得意分野「東洋医学の知識」の薀蓄を語る、自分の世界観に引きずり込むというのも手です。それはそれで、喜ばれました。

 それでもトークを磨きたい。本など当たってみました。「ホステスに学べ」という論調も見かけましたが、どうも自分には合わない、無理、そこで、僕が喜ばれる年齢層を探りました。

 わたしの場合は、高齢者受けが良いようだ。そこで、そういう話題の下調べ。また、落語、笑天、綾小路きみまろのCDなどひたすらに聞きました。綾小路さんはマッサージ師で、トークでかなり受けたようです。つボイノリオさんやきくち教児さんも鍼灸師で、どのような思いで鍼灸師になったかはそれぞれ違うのですが、どこか通じるところがありますね。

 落語は名古屋では大須くらいしか聞くところがありません。そこで学生落語を出来るだけ聞くようにしています。学生落語の方が木戸銭はタダか安いですから。落語のライブのよさは、観客の反応をこの目で確かめられるところです。
 古典落語の名作は大体、観客もストーリーがわかっています。純粋に芸で勝負している。ギャラリーが歓声を上げるところ、拍手が自然に沸き起こるところを、落語家ではなく、ギャラリーを見渡してしまうのは、考えてみれば不思議な客です。

落語でなるほどと思うのは「間」ギャラリーとの呼吸。一瞬の静寂でギャラリーを別世界へいざない、落語の世界観へ飛ばす。これはこれで、得るものは少なく無かったです。

 そんなこんなしている間に、世間では「聞く力」 阿川佐和子著という本がベストセラーになりました。こういう類の本が大人気と言うことは、人は誰しも対話力といいますか、コミュ力を上げようと思う方が多いのでしょう。
 それにコミュ力は「話す」より「聞く」重視の方が良い、ということは既に実感でわかっていました。まあ、話す力が無くても、聞く能力が高ければ、全然問題はないし、むしろ尊ばれます。「話す」から「聞く」への思考の転換は重要な気がします。

 でこの本買おうかな?と思っていたら、ネット上、アマゾンなどでは、評価はイマイチ。確かに、タイトルと内容にギャップが。

 そこで他に良い本は無いだべか?と探していて、気に入ったのが、「プロカウンセラーの聞く技術」です。これは書かれている事を試してみると、かなり実用的。反応も良い。なにより自分のスタンス(治療スタイルとか、自分の性格)と相性が良い。この本書いている人は「人間」というものの弱さを物凄く自覚している。そしてそんな「人間」を大好きなんだろう。その姿勢は共感できる。

 鍼灸師など手技の治療家の中には極めてカウンセラーに近い人がいる。治療家という枠組みにすれば、カウンセラーも治療家に入るだろうし。

 しかし、僕はカウンセラーになろうとは思わない。あくまで、鍼灸師という立場を守りたい。これはそれぞれの治療家によってスタンスは違うだろう。

「プロカウンセラーの聞く技術」は十年前に発売されて、ベストセラーになっていますし、これからも重宝されるでしょう。

 話下手で困っている方は、この本を読まれる事をオススメします。


プロカウンセラーの聞く技術
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プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
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幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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