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沢田流太極療法

「沢田流聞書 鍼灸真髄」は大正、昭和初期に活躍した達人沢田健の治療風景を、弟子となる代田文誌が書きとめたもの。その治療は今まで無かった独特の治療法と言われ、沢田流太極療法と呼ばれ、(一応)今日まで伝わっております。一応としたのは、沢田健にはお子さんはおらず、その弟子たちによって沢田流は継承されたのですが、今その末裔が沢田流を名乗っているか?僕は知りません。僕が知らないだけで、実はあるかもしれません。

 代田文誌が書いた沢田流の本で、今、現在手に入るのは「沢田流聞書 鍼灸真髄」「鍼灸治療基礎学」「灸療雑話」など。特に沢田健が生き生きとしているのは、「沢田流聞書 鍼灸真髄」です。

 沢田流太極療法について、鍼灸学校の教科書「東洋医学概論」に手短く書いてあります。


太極療法
 どのような病気も、全体の調子を整えることで治療が早まるということから、局所の治療にとらわれず、全体調整を目的とする鍼灸治療をいう。沢田健氏が命名したものである。

 沢田流の太極療法の基本穴は、百会、身柱、肝兪、脾兪、腎兪、次りょう、沢田流京門(志室)中かん 曲池 左陽池 足の三里 沢田流太けい(照海)である。(東洋医学概論より)



沢田流聞書 鍼灸真髄には 太極療法について次のように書かれています。

要するに先生の治療は、五臓六腑の中枢を整えることにより末梢の病気をもなおすもので、対局所的の治療ではなく、根本治療である。中枢をなおせば末梢も自然になおるのである。( 沢田流聞書 鍼灸真髄より)

蓄膿症などでも、ああこれは、腎臓が悪い、ここを治療しましょう、と腎に関係する経穴に灸をするというもの。病名、局所に出ている症状を五臓六腑の不調和ととらえて、五臓六腑の調整からはじめる、という治療法です。

 主に灸を主として鍼は補助的に使ったようです。急性病には鍼、慢性病には灸。

 治療例を出すと蓄膿症を伴う神経衰弱気味の大学生。
身柱、右肝兪、左脾兪、腎兪、次りょう、中かん、足三里、太けい、左陽池、曲池

 蓄膿症でもほとんど(まったく)鼻を触っていません。経穴名をきいてどこのツボか?わかる人は相当の実力者?ですが、主に背中、腹部、手、足、お尻と全身に満遍なくお灸をしています。

 おそらく多くの治療家が目指す太極療法、ですが学生となってこれが以下に難しいかは、私は身をもって知る事となります。ここまでの境地に至るかは、実に難しいですが、やっぱりここを目指したい。


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プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
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幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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