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経穴の教科書には主治がのっていなかったので苦労しました

鍼灸真髄を始めて読んだのは、1年の前期、治療論などで血が煮え立つ身を感じました。しかしながらこの時点で、本に出てくる治療経穴がイマイチわかりません。といいますのも、鍼灸学校では、2年の前期までの長丁場で三百六十近くある経穴を学ぶからです。

 これではいかんと思い、一年前期が終わった時点で「鍼灸治療基礎学」を買い求めました。この本は代田文誌が沢田健の助言を得ながら十四経の経穴を解説する本です。これで経穴、経絡の勉強を始めました。

 さて、最新の教科書は知りませんが、私が持っている「経絡経穴概論」の教科書にはツボの位置が載っているだけで、ツボの主治は載っていません。かなり分厚い本なのですが、内容は残念ながら薄いと言わざるを得ません。この本を読んで血が煮えくり立つ感情は生まれませんでした。

 経穴の指導教官に尋ねた事があります。なぜ?ツボの主治が載っていないかを。

 指導教官曰く、主治まで書いたら、国家試験の出題基準になってしまい、経絡経穴の試験問題がまとまらなくなるから。そして、主治が載っていない、そこで、なぜ?どうしてだろうと考える。そして経穴についてもっと学びたいという欲求がでてくる。欲求がでてくる学生は伸びるんだ、と語ってくれた事を思い出します。

 この時の経絡経穴の講師は、授業が巧妙で、話が経絡経穴だけでなく、東洋医学のさわりをさり気なく披露してくれる、だが話が盛り上がってきた所で、授業の時間が終了となる。その続きが知りたい学生は、授業後などに講師に、話の続きや、東洋医学など訊きに行く。

 僕は東洋医学に対する態度、やる気を試されているのかな?とも思いましたが、別に平常点を頂こうと言う下心無く、純粋に、質問に行きました。実に丁寧に話されていましたよ。

 東洋医学の伝承は会話の中で伝えるもの、口伝えでないと伝わらない、授業形式では限界があるのではないか?とも思えるのです。

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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

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うちの学校は、経絡経穴の授業でツボの主治など勉強しましたが、担当講師がダメだったので、あまり意味なかったです。
2年になってから東洋医学臨床論で中医学的な穴性については学びました。
独学では「経穴解説」や「臓腑経絡学」を読みました。しかし、やはり「鍼灸治療基礎学」も読む必要があるみたいです。
学校の勉強では限界があるのは仕方ないですね。

Re: タイトルなし

 うちの学校では2年次の時の経絡経穴の講師が学生用携帯本を作っているのですが、そこには「中医学」で使う主治が書いてありました。1年次から持っていました。けっこう重宝するのですが、ほかの学校の方には、基本的に手に入らない本なので、ここでは書きませんでした。

 「経穴解説」も良著です。ただ著者の治療思想をある程度知っている実力者でないと、難しい本かもしれません。

 主治も流派によって違いますが、中医学ならある程度統一できると思いますがね。

 この後書く予定ですが「図説 深谷灸法」で独学しました。それがよかったかは、今のところよくわかりませんが。

No title

こちらに遊びに来ましたkouitsuです。
僕のブログではいつもコメントありがとうございます。

最新の教科書でも主治までは載っていません。
ただ、前の教科書では取穴部位でひとくくりにされていたものが、解剖と部位と別れて載るようになってしまいました…。

これはWHOの方針っぽいんで仕方ないと言えばしかたないんですけが。その為、経穴に関しては国家試験の過去問がそんなにあてになりません。位置が変わっているものもありますし。


僕の学校の先生方は、尋ねたら色々教えてくれるのでありがたく思っています。
夜間なのでそこまで深く聞くことはできないんですけどね。

ツボ つぼ 経穴

 kouitsuさん、こんばんは。手の長さも一尺から一尺2寸に変更され、手はかなり変わりましたね。過去問では横並びなどが出ますので、過去問はあてにならぬ所もあります。

 WHO準拠ですので、日本の教科書の変更は仕方の無い所ですが、学びやすい改革ならなお良いのですが、現実は学ぶほうも教えるほうも混乱が生じているというのが実情でしょうか。

 食あたりの名灸穴、裏内庭は普通は食あたりに治験があると説明されますが、深谷灸法ではアレルギー性鼻炎にも効く旨が書かれています。思わぬツボで思わぬ効果があるので、ツボは面白い。百会は極端な例で百の病に効くという古典の記述もありますし、色々と調べていると、自然にツボに愛着が湧いてきます。

 主治も統一してくれるとありがたいですが、教科書とは別に、今はツボに興味を持ち、自力で知識を増やしていく作業が重要なのでしょうね。
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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