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肺病を治すおばあさん 真田の六文銭

さて前回はわたしの曾祖母が肺病を治していた話をしました。その方法は、背骨を丹念に調べて、くぼみ、ぷにぷにした手ごたえ、塊りに灸をするという、人によって施灸場所が変わるものですが、もう一つ面白い治験があります。

 小児結核の患者、歳は小学校くらいだったそうです。その背中に六つ、灸をしたそうです。その子の同級生が、灸の後を見て「真田の六文銭みたい」といったそうです。その小児結核の患者もぶじ治りました。

 さて、真田の六文銭のような灸痕が残ったと聴いて、どこに灸をしたのか?興味が湧きました。その詮索は私が鍼灸の専門学校に行ってから始まりました。

 明治、大正の人間なので、ひょっとしたらその頃の医学書に載っているかも知れない。そこで少しずつ、お金をためて、灸の古典を調べました。一つは「鍼灸孔穴類聚」から見つけました。六華の灸と呼ばれるものです。鍼灸孔穴類聚は、稀代の名灸師澤田健の口述筆記「沢田流聞書 鍼灸真髄」で澤田健が代田文誌に薦める本です。そこにあったのが一つ。

 もう一つは、患門 四華の穴
四華の穴は鍼灸の教科書ではひもを使って穴を見つける「張介賓の四華の穴」として載っていますが、これの別法があります。崔氏四華の穴というものです。これは「鍼灸重宝記」から見つけました。患門の穴は心兪(と同じかもしくは5分外)崔氏四華の穴は隔兪と胆兪。この三つを背中で見ますと、ちょうど「真田の六文銭」のようにも見えます。

 そしてもう一つは、「名家灸選」にも載っていますし、「杉山真伝流」にも載っている方法の応用です。

 まずひもを使って、隔兪を求める。ここから右のみ三寸下に一穴 合計三穴を「咳止めの秘灸」として載っています。隔兪から下三寸に一寸刻みで灸穴を求めれば、計六穴でこれも「真田の六文銭」に見えます。

 観た人によると、左右に3寸、上下に三寸だった、らしいので、三つ目の方法が可能性大です。


 鍼灸学校へ入ってからは1年次から「図書館」で資料をあさり、古書を求めました。そこで普通の学生よりは、ちょっとは古典にくわしいかもしれません。

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プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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