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難経解説(東洋学術出版社) 難経の研究(医道の日本)

鍼灸学生生活の醍醐味として、図書館の本を読みまくれるというものがあります。
学校生活では図書館を大いに利用したほうが良いですよ。色々な本から「この本は手元に置いておきたい」と自分の蔵書に買う事もあります。

学生生活で出来る事、として似たような本を比較しながら読む事が出来ます。
ほとんどの鍼灸学校ではこの二冊「難経解説」「難経の研究」は置いてあるでしょう。



難経解説
難経解説南京中医学院医経教研組

東洋学術出版社 1987-04
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難経解説は東洋学術出版社の出版です。この出版社は中医学系の書籍が多いです。中国本の翻訳という形をとっておりますので、翻訳者も、解説も中医学の諸先生です。
本書は「原文」「書き下し文」「現代語訳」に解説を加えています。この本のベースには滑伯仁の「難経本義」のようです。
とにかく、文字が大きくて読みやすいです。ただ、経絡治療の勉強者としてはどうでしょうかね?経絡治療ベースではない本です。脈診も若干簡単すぎるかもしれません。
ですが読みやすさがある事をここに書いておきます。


難経の研究難経の研究

医道の日本社 1968-07
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井上恵理先生の高弟、本間祥白先生の絶筆です。この本の現行を書き終えてお亡くなりになったという本です。いわば絶筆ですので、思い入れもあります。
本書は「書き下し文」「解釈」で成り立ちます。難経解説には無い「岡本一包」の説や、本間先生の独自説も載っています。ですが、どこが本間先生の研究の成果なのか?本書だけではわかりにくいかもしれません。理想は「難経解説」と「難経の研究」の読み比べですけれど。一年生の時両方読みましたが、何がなんだかさっぱりわかりませんでした。
三年になって「脈」がわかってくると、やっと鍼灸古典を読むスタートに立つ事が出来ました。裏を返せば「脈」がわからない、したこと無い、では読むのが苦しいかも知れません。



鍼灸の古典「素問「霊枢」「難経」の中で、比較的安く手に入るのは「難経」です。日本人は難経が好きなようです。
昔からの国民性なのでしょうか?それとも滑伯仁(滑寿)は「十四経発揮」の他に「難経本義」の名著も残しています。滑伯仁のファンが多いのかもしれませんね。

さて難経関連書籍として沢田健が重視した「難経鉄監」があります。代田文誌が沢田健所蔵の本を写せて嬉しいと言っていますね。また「OD版難経本義」もあります。少しずつお金をためて買って、ボチボチ読んでいこうと思います。

また、経絡治療の創始者「岡部素道」は中国で「診家枢要」という本(滑伯仁著)の本を読んで六部定位の脈差診に大いに参考にした。といいます。
アマゾンでは無いようですが、まだ出回っているようですね。本読んで学問だけ治療はできませんが、学問なき治療は極論を言っちゃえば治れば良いのですが、学問と治療は車の両輪、どちらが欠けても、バランスを失います。

まだ読んでいませんが、池田政一先生が、渾身の、それこそ、治療家人生のずべてをかけて書いた、とまで言わせた「難経真義」少々お値段が張る本ですが、
この本にも興味を持っています。読む事がありましたら、感想を書きますね。出版社の紹介文がリンクにあります。


六然の小窓 新刊発売!! 『難経真義』
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さらに言えば「解説は難しそうだから、訳文だけでいいから簡単に読み流せるのがほしい」
という方は池田政一先生の「難経ハンドブック」や、たにぐち書店 小曽戸丈夫・新釈 「難経」もあります。かたぐるしいこといわず、何回も読み流せるので、こちらの本が何よりオススメかも?
個人的には文字の大きい小曽戸丈夫・新釈 「難経」が好きです。どちらのシリーズも難経以外が出版されていますので、興味がわいたら、他のシリーズを読んでみるのも、良いでしょうね。

皆様の研究、進みますようにお祈り申し上げます。

初めて読む人のための難経ハンドブック
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難経ハンドブック

難経
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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

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『難経』もおもしろいですよね

図書室・図書館は僕もよく利用します。
図書室では主に古典の本を写しにいっている変わり者です(^_^;)
普通の書籍も読みますが、ついつい古典の本に手を伸ばしてしまいます。

『難経』はいいですよね。
最近『難経』の良さが分かってきましたし、日本人がどれだけ『難経』をベースにして治療しているのかも分かってきました。
僕はやはり『難経集注』(なんぎょうしっちゅう)は読んでおいた方が良いと思うんですけど、日本では何故か出版されていないんです。かなり重要な本だと思うんですが…。

「OD版難経本義」は僕もねらっています。
訳者が山本誠先生というのもありますけど、『難経本義』を読んだことがないから、どんなことが書かれているのか興味があります。
それに、『難経本義』を解説した岡本一抱の『難経本義諺解』に影響を受けている先生もいらっしゃるんで、『難経本義諺解』も手に入れたいと思っていますが、見つかるかどうか…。

最後に、
古典の本を図書室・図書館で読むのも良いですが、古典の原本をネット上で直接公開されているところもあるので、そこを利用するのも良いですよ。
その為には漢文もしくは白文が読めることが前提ですので、敷居はかなり高いですが。
一応、リンクを載せておきます。
ttp://plaza.umin.ac.jp/~daikei/LINKS-YONEYA.htm

それでは。

学生時代、学校の図書館を利用しまくるのは学生としてやるべきことですよね!うちの学生はあんまり図書館利用してませんが、ボクはうちの学生の中ではかなりの利用率でした。

難経は、いろんな本が出てますよね。ボクはまだ読んだことありませんが、「ハイブリッド難経」に興味があります。

確かに治療と理論は両方大切だと思います。理論がないとなぜ効果が出たのかわかりません。まぐれ当たりの結果の治療だと失敗したとき怖いですから。

Re: 『難経』もおもしろいですよね

kouitsuさんへ
日本人は「難経」大好きです。一時期は難経一辺倒で、素問霊枢が軽視されていた時代もあったようです。
日本人は十四経発揮と難経本義は滑伯仁で、滑伯仁が日本人大好きなのかもしれません。十四経は沢田健が重視したことで知られますし、経絡治療の創業者、岡部素道が、臨終の時、弟子の馬場白光に「滑伯仁はすごい臨床家だよ。」と声をかけたのが、最期の言葉だったようです。

 今後書くつもりですが、日本鍼灸の祖と言ってもいい、杉山和一の杉山流、杉山真伝流は中国から書物を輸入して、研究するのですが、難経はもちろん、素問、霊枢、鍼灸大成の一学説などを発展させたものです。昔の日本人はけっこう中国の医学書を読んでいたようです。ただ、全ての本を読んでいた訳ではなく、一部輸入されなかったが、以外に重要という本があった。だが近年は輸入して読めるようになりました。

 「OD版難経本義」と「復刻版 万病名灸集 岸原鴻太著」たにぐち書店という本を狙っています。昭和初期に書かれたお灸の本です。

 「池田政一 難経真義」も読みたいな~

 また、リンクもありがとうございます。

Re: やっぱ図書館でしょ?

図書館の本は僕らの学費でまかなっているのだから、どんどん読みましょう。
スタジオジブリの名画「耳をすませば」は図書館から出会いが始まるというものですが、良い治療本に出合える場所でもあるし、映画と同じく、治療を重く見る学生は図書館をよく利用しますから、そこから出会いになる可能性もあります。大抵は、東洋マニア、オタクでしょうが(苦笑)

ハイブリッド難経は首藤伝明さんの最新刊で、難経を読むにあたってオススメと書いてありました。値段はけっこうしますよね。

 今後書く予定ですが、沢田健の「鍼灸真髄」は沢田健の口述筆記ですが、沢田健の言葉って、意外と難経をベースの東洋医学と思えるフシもあるのですよ。難経をサラッと読んだ時、「あっ」と思ったところもあります。難経を臨床に応用するのは至難の業ですが、(よく理論と実践(治療)のギャップとも言いますよね)「死物の古典をもって活ける人体に」というのは、実際にやっていた。もっとも「難経鉄監」は座右においていたようですから。

 理論と実践の両立が出来たのが沢田健で、その言葉を代田文誌は書きとめた。そこが鍼灸真髄が最も読まれている鍼灸書で、不思議な魅力がある一つの理由だと思うのです。

 治療と理論これが難しい。それと治療の応用力でしょうか?これがダメなら次はこの方法と、湧き水のように治療法が出てくるのは、経験も必要でしょうが、理論も知っていないと出てこないでしょう。

 まあ、その辺は共に勉強して行きましょう。

難経情報

はじめて書き込みさせていただきます。
難経に関してこんなページがありましたのでよろしければ参考までに。
http://29.pro.tok2.com/~busikeisi/somon/81nan/00-81-mokuji.html
また『図説 難経 易経と難経』という本もあります。
http://www.kanshinko.ac.jp/school/book.html
余計な書き込みをしてしまいたいへん失礼いたしました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

Re: 難経情報 ありがとうございます。

むつきさんはじめまして。むつきさんすごいですね、ネットサーフィンで相当探されたと思います。サイト作った人もすごいですが、見つける人もすごい。あまり書くと僕の学識の無さがわかっちゃうのでこの辺で。

こんなすごいリンク張っていただいて良いのですか?

難経がわかりやすいですね。

こんな書き込みでしたら大歓迎ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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