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意外な接点!?鍼灸と完全教祖マニュアル

完全教祖マニュアル (ちくま新書)
完全教祖マニュアル (ちくま新書)架神 恭介 辰巳 一世

おすすめ平均
stars目線が面白い
starsこれまでのと比べると
starsこのマニュアルを信じれば救われる
stars宗教はプロパガンダにすぎない!
starsとてもわかりやすい宗教入門

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 私は、某大学の近くに住んでおり、この某大学の図書館を気に入っているが、この本を大学の図書館で見つけた時は、お堅い所に、こんな本が?と不思議に思っていたが、いざ読んでみると、ハマってしまった。
 元々、愛知県の仏教系男子校の出で、ある程度宗教に免疫?もあったし、この本の内容と鍼灸との接点もあったし、さらにビジネス書としても優れていると思った。


事業立ち上げのヒントとして

 教祖として立ち上がろう、実践書として書かれている?本なのだが、内容は実に示唆に飛んでいる。
 このブログの読者なら鍼灸院の開業だらう。いざ、自分が事業を立ち上げる段階になると、この本が以外にも役に立つことを感じた。この本の視点が良い。
 宗教の布教活動は、患者さん集めと考えれば、応用は無限に広がる。この本は、世界のメジャーな宗教、仏教、キリスト教、イスラム教を研究して書かれているので、なぜこの宗教が大勢力に至ったのか?信者を集めたか?の描写は実に参考になる。


鍼灸勉強会、流派と宗教の広がり方

n鍼灸のとある流派の広がり方ここでは経絡治療を例に挙げてみようか。経絡治療は、柳谷素霊の元に集まった教え子の二人、岡部素道と井上恵理を中心として作られたものである。(と僕がここで言い切っちゃって良いのだろうか?)脇を固めた人物として、布教ならぬ宣伝に一役かったのが、竹山晋一郎である。技術面では、独自の接触鍼法を開発した、小野文恵、長くて軟らかい銀鍼、金鍼を自在に操った岡田明祐、ほかに福島弘道が挙げられようか。
 経絡治療の大家たちの行動を経絡治療史研究家の上地栄の著書を読んだ上で、完全教祖マニュアルを読むと、経絡治療の広がった理由などが見えてくる。
 岡部、井上の役割、竹山の仕事、なるほどね~と思うところがかなり出てくる。と同時に今抱える問題点も見えてくる。今、経絡治療の流派はあまりにも多すぎる。どうしてこうなったか?の答えとして、完全教祖マニュアルの「宗教の硬直化」は一つの答えだろう。

 二つ目の視点として、鍼灸の流派、勉強会の問題が出てくる。

 私は鍼灸は伝統校ではなく、新設校で学んだ。新設校である程度予測したのだが、各流派が信者ならぬ会員の獲得に色々手を使ってくる。
 各流派の会員獲得の動きは、伝統校、新設校であまり変わりがないのかもしれない。大学のサークルへの勧誘より熱心でした。
 ああ、この人はノルマが課せられているのかな?ああ、この流派は信者会員数が少ないから躍起になっているな、と妙な所で足元を観てしまった。さて私への勧誘は学校三年間であまり無かった。カモにしやすそうなお人よしの顔立ちしているのだが、どこか変なところで自信があったから、勧誘し難かったのだろうか?
学校卒業して、流派の勧誘の仕方を知ったのだが、これが新興宗教のやり方にあまりにも似ているので、思わず笑ってしまった事がある。(その内容はないしょ)

 もっとも私は鍼灸のそれら流派を否定する者ではない。現に私も、どこかに所属しているのだから。だが、完全教祖マニュアルを読んでいると、変な宗教に引っかかるリスクは限りなくゼロに近くなるだろう。(カネを巻き上げる宗教とかね)新興宗教を鍼灸の流派に代えて観ると、完全教祖マニュアルを読んでいると、変てこな鍼灸流派に引っかかることは無いだろうと思う。(だからこんな危険な事を敢えてここで書くのね)

 それに鍼灸流派の運営にも多くの示唆を与えてくれるだろう。いざ、自分が流派の運営を任されたとき、組織への求心力を保つ為に、この本は役に立つと思う。

 ついでに言っちゃうと、鍼灸の流派って宗教と同じと考えたきっかけは、異端分子への排除の仕方である。
宗教でも博愛をうたいながら、内部では指導者とちょっとでも違う考え方の人間はすぐ追放しちゃう。そんな宗教知りませんか?一つくらい聴いた事あるでしょう。

 鍼灸のとある流派でも同じなのです。あれほど、患者さんを大切にしながら、ほんのちょっと考え方が違うだけで、左遷、県外追放しちゃう例を知っちゃったのです。
 これに対する反論として、会社でトップに逆らったら、そりゃ追放でしょ?というかもしれない。でもね、端から見たら、どうでもいい事で追放しているのです。本当にくだらない事で追放しているのです。追放されちゃった人を同情するくらいにね、くだらないこと。いや追放された人が普通じゃないの?と思うくらいです。

 本当はこの行で書くことではないのですが、経営コンサルタント、田岡信夫のランチャスター戦略を読んでいると、顧客(鍼灸なら患者)層の所得という概念が出てくる。完全教祖マニュアルもその点を踏まえた所があるので、経営書としても実用向きだなと思った。


 ともあえ、この文章を鍼灸関係者が読むと、「うちのことじゃね~か?」と勘ぐる人もいるだろう。それぐらい危険なこと書いているが、迫害されてもなんとか暮らしていけるだろう。迫害されたらこのブログで暴露してやる!!
 この本を紹介するのも、このような文章で締めた方が良かろう。


私を信じてこの本を読んでみなさい。
信じる者は救われる~~!!







なんてね。(=^・・^=)

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はじめまして

はじめまして。
ちょくちょくblogを読ませていただいてます。
同じ鍼灸師です。

今回も興味のあるテーマでした。

個々の自主的な集まりから、「組織」にした時点から目には見えない変性が始まるのだと思います。
組織の一番の目的は「組織の存続」だと思います。
設立した(生まれた)時点から組織にとって、自身の存続こそが最も大切な事柄となります。
組織設立以前に掲げていた崇高な目的や個人個人の意思は二の次になってしまうと思います。
それはどんな組織(政治・宗教・鍼灸団体)でも同じだと思います。
組織の存続に欠かせないのは結局「お金」であり、それを出す「人」です。いかにその2つを集めるかが組織の最も重要な目的となります。
鍼灸勉強会に関しては、組織化してお金を取る、取らないというところがその分水嶺になると思います。
どんなに素晴らしいことを言っていてもお金を取っていたらそれは「商売」です。勉強会の会場費(もしかかるなら)を頭割りするぐらいが妥当なところだと思います。
ひどいところは本を売ったり、道具を売ったり、自分のところでこしらえた資格を売ったりしてお金を稼いでいますが、鍼灸師なら患者さんを施術してお金をいただくのが仕事だと思います。教えることを商売としていたらそれはもはや鍼灸師ではなく、臨床で人を治す腕も落ちていくと思います。
「俺は腕がいい。この技術を学生や未熟な鍼灸師に教えて金でも稼ぐか」なんて考えて組織化してお金を稼いでいる人に教わりたい人間はいないと思います。また、、そんな人間に人を治せるとは思えません。
「学ぶ」上で、もっとも大切なことは「自主性」だと思います。
自主性があってこそ、本当の学ぶ楽しさもあり、鍼灸師なら治療する技術も上がると思います。
組織化は個人からこの「自主性」を奪います。個人が自主性を主張すると組織の存続が危うくなるからです。

悲しいかな、鍼灸師も人間、やはり弱いので、「多くの人がいる勉強会」「強い主張をしている勉強会」「独自の何か(本・道具・資格)を買える勉強会」「トップの名前が世の中に売れている(本を何冊も出している・治療代を高く設定しても患者さんが多く稼いでいる)勉強会」がすごいところだと思い、入会してしまいます。

でも、私の考えでは、そういった勉強会は金儲けの組織に過ぎません。もちろんどの組織の中にも少数ではありますが、ちゃんとした人はいると思いますが。
むしろ、上記とは逆の「少数でやっている勉強会」「極端に強い主張をしていない(会員にそれを強いない)勉強会」「最低限(実費)以上のお金を取らない勉強会」「トップの人が出しゃばりでない勉強会」が本当に参加すべき勉強会だと思います。

Re: ひょっとして

僕は卒業生ですが、ひょっとしたら、知らず知らずに何回かお会いしているかも?
金曜日の中医学研究会は昔は出ていました。
もう、ばればれですね(=^・・^=)

Re: はじめまして

はじめまして、そんなに皆様が興味ある文章書いていますかね?

結論から言って、良い研究会はご指摘の通り、「少数でやっている勉強会」「極端に強い主張をしていない(会員にそれを強いない)勉強会」「最低限(実費)以上のお金を取らない勉強会」「トップの人が出しゃばりでない勉強会」でしょう。
問題はどうやってそれを見つけ出すかですが、僕はなんとかなりましたね。

だた、わたくしとしましては、セミナー化してしまった研究会も存在はありだと思います。この世の中、人様の経営法に口を出す、じゃなかったアドバイスする、経営コンサルタントという職業も成り立っているからです。経営コンサルタントの一つの稼ぎの手段として、セミナーとかありますが、鍼灸でも、セミナーで稼いでいる鍼灸師もいますが、それはそれで、いいんじゃないかと考えています。(純粋に鍼灸師なの?と考えちゃう職業ですが)理由としては、受ける方もそういうところと割り切っていれば、それほど害はありませんし。(多くの鍼灸師はセミナー化してしまったものも、うん?となりますが、実は僕もけっこう、うん?となります)

ご指摘の通り、組織の存続、そしてトップの存続、目的と手段が逆転してしまったものですが、これが一番の原因でしょうか。

「多くの人がいる勉強会」「強い主張をしている勉強会」「独自の何か(本・道具・資格)を買える勉強会」「トップの名前が世の中に売れている(本を何冊も出している・治療代を高く設定しても患者さんが多く稼いでいる)勉強会」
が良い所と多くの人は錯覚を起こしてしまいますね。

なんでここはこんなに他流を批判するのだろう?強い主張をしてくるのだろうと、疑問に思っていた流派がありますが、完全教祖マニュアル読んでナットクしましたね。求心力を高めるためだって。

カネが絡むと組織はダメになりますね。

鍼灸というより、他の組織で実感しております。
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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