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鍼灸師になって半年の率直な感想

1年前は、鍼灸師国家試験、そしてその前の卒業認定試験で凄まじい地獄の日々を送っていましたね。
 この頃は、正直、1年後の鍼灸師に受かったとしての自分の姿を全く想像できませんでしたね。さて今年の四月に鍼灸師登録をして半年。率直な感想を書いてみたいと思います。
まず、自宅周辺での出張専門の開業。これはもう遊び程度です。これから、真面目に営業しなければいけないな、と思う日々。
 さて、アルバイト先での接骨院での鍼灸は、制限時間があり、その時間内なら、どのような治療もOKとなっております。僕の好きなお灸も許可とっております。
出張は主に岡部派経絡治療で治療しております。接骨院では、長野式をベースに、(本治法も標治法も)深谷灸法も使います。

 かなり身体がキツク鍼灸で何とかして欲しい、とかなり苦しんでくる患者さんには、出張にしても、接骨院でも沢田流太極療法+深谷灸の特効穴を使っております。この場合の澤田流は、堀越亀蔵、市石圭佑(書籍 灸点治療法に記載されているもの)です。

 ペーペーの鍼灸師に重症な患者が来るのか?とお思いでしょうが、来ます。その時に、「僕、経験が無いんで」と断ると、その患者さんに悪い事をする、という気持ちになってしまいます。
 もちろん、これは、重大な病気が隠れていておかしいという人の問い合わせには、病院で検査を受けてきてね、と話します。僕にとっては、お灸はもっとも自信のある武器であり、切り札的存在です。目の前に立ちはだかる最大の病魔に対しては、僕は切り札、必殺技で戦いたい。

 それに激しい病状は何とか少しでも早く楽になって欲しい、報酬はもういい。もう腹を括った戦いですね。僕が「切り札」を使うときは、治療というよりも、よくなって欲しい、という「祈り」に近いです。
鍼灸師になって半年ですが、その切り札を切ったことは、数回あります。とりあえず、現段階では、病状は良くなって、成功率はめちゃくちゃ高いです。今年の9月だったかな。かなり痛みの激しい患者さんで、鍼灸で何とかして欲しい、と来られました。
 切り札を使っての壮絶な戦い、時間にして30分を超える程度ですが、精神的にも肉体的にも燃え尽きます。数日後、楽になったよ、と爽やかな笑顔で来られたときは、正直、ほっとしました。楽になってよかった。治療なのか祈りがわからないがとりあえず、通じてよかった、と「ふ~~~」と息を吐きます。

 こういう時は、患者さんの笑顔が最大の喜びというべきでしょうが、僕の場合、喜びよりも、楽になってよかった、とほっとするのがやっと、というところでしょうか。


 さて、これからはホンネですが、正直なところ、日々迷いがあります。そして悩みがあります。

 「今、僕が提供している治療より、もっと良い方法があるのではないのか?」これは流派というわけではなく、僕の現段階での鍼や灸の僕の実力、そして知識など。「総合的な治療能力」といいましょうか。

 僕の場合、鍼灸は保険を使うわけではなく、10割負担の治療です。出張でも接骨院でもそうです。全額負担の治療ですから、それなりに「結果」を出さないといけません。
僕は高い報酬を頂いているわけではありませんが、それでも、高い金を支払ってでも治療に来られる方の期待に答えねばなりません。
 まあ、初診時は、それほど期待していないと思いますよ。ですが、ちょいちょいと受けてみて、以外にやるじゃない?鍼灸ってあなどれないな、という患者さんが多いです。この場合の患者さんは今、常連さんになって頂いておりますが。


 やっぱりね、自分の治療能力の低さに悩んでいるのですよ。もっと力があれば、一回の鍼灸でももっと楽になれる。僕は鍼灸を人助けとは考えておりませんが、やっぱり病で悩む人の苦痛を取ってあげたい、と考えております。
 最近は、練習というより(練習する余裕が無い)鍼灸文献を読んでおります。今は読書の秋ですし、実際に治療をしてみて、やっぱり頼りになるなーという本を紹介したいと思います。


 1年前、自分の力の無さで悩むだろうとは、ちょっとは思っておりました。(そして営業能力の無さで悩むだろうとも思っておりました)でも今は切実に悩むな。鍼灸師って孤独な職業かもしれません。
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テーマ : 医療
ジャンル : 福祉・ボランティア

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はじめまして

沢田さんの本を購入した、鍼灸とは全く別の仕事をしているものです。

高齢(39)と、仕事が多忙ということで・・・。
流産(ちゃんとすぐ胎芽ができるのに、心拍確認するかしないかで亡くなる。)を、何度も経験しました。理想の相手とやっと結婚できたっていうのに。不妊ではないので、婦人科の先生も「わからないんだよね~。」の世界です。ええ、不育症の検査でも「原因不明!」です。

現在「古典の脈診」している先生にめぐり合って体調整えているところです。先天の気が足りないそうです。脾と腎を養っていく作戦らしいです。
基礎体温が上がり、「そうそう、若い頃はこんな体調だった!」という状態に近づいていて静かに感動する日々です。
ブログ拝見すると、心細くなっていることも多いようですが、あなたじゃないとダメだ、という患者さんが絶対いるはずです。
頑張ってください。

Re: はじめまして 遅れてすみません

 はじめまして、凄く嬉しいお言葉、ありがとうございます。そして良い先生にめぐり合えたのですね。人間の身体は今だ以ってブラックボックス、以前、解剖学の権威のとある医学博士から聞いたのですが、人間の身体は隅から隅まで調べたが、どうしてこのように精巧に作られたのかわからない、神様が創ったとしか言えないな、と、現代医学ではわからない事が多くあるようです。医師も鍼灸師も人間の身体に謙虚に向かい合わなければならない、全て化学でわかると思ったら思い上がりだ、と講義を受けた事があります。

 人間の持つ神秘の力を引き出そうとするのが、医師であり鍼灸師です。洋の東西を問わずです。西洋医学では原因不明でも苦しむ患者さんがいる、その方々に東洋医学的な観点から希望を見出そうとするのが、我々の仕事だと思っております。さすがに不老不死は無理ですが、病で苦しむ人に、病に戦うのが、我々鍼灸師だと思っています。

 僕の患者さんはご年配の方が多く、要望が出ていまして、今は、認知症などに対する東洋医学的な治療法の組み立てを考えております。

 わたくしの力は甚だ微力で、いつも幸運に助けられております。今は1日三人も鍼治療すると、結構キツイ。治療のスタミナ不足ですね。病との闘いは凄まじいものがあります。

 このブログは、しがない一鍼灸師の戦いの記録でもありますが、多くの方に希望の光を届ける事が出来れば、望外の幸せです。

 休みの日は体力の回復に当てねばならなくて、返信が遅れて申し訳ございません。

 うさうさ様のご健康を祈念致します。そしてありがとうございます。
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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