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丹田 石門の危険性

臍下三寸の関元というツボは、大変重宝するところで、陽虚(冷え)ではここにお灸で温めますし、任脈と足三陰の交会穴であり、頭に上った気を下ろすのにも使います。最近買った中国灸法の古典「扁鵲心書」には関元への多壮灸がけっこう使われております。
 また関元は小腸の募穴でもあり、長野式ではその著書に、リウマチなど洪、数脈の時は、小腸の募穴、関元への施術を指示しております。沢田流などでは、リュウマチと小腸の関係が書いてあります。関元は万能のツボのように思えますが、ちょっと引っかかるところがあります。
 関元も丹田とされていますが、臍下二寸の石門も丹田の別名があります。石門は三焦の募穴ですが、ここが問題。


孕女(はらみめ)は合谷、三陰交、石門に刺すべからず。「鍼灸極秘抄」より

 鍼灸極秘抄だけでなく、ほとんどの書が石門は妊婦へはダメダメなところとされています。石門はその下は子宮がありますから、その刺激が妊婦さんへ悪いのはわかりますが、生命の源とも言うべき、三焦の募穴が妊婦さらには女性にはダメというのは、疑問が残ります。
 石門はここへ鍼灸をすると、不妊になるとされています。不思議なのは背中のツボ、命門もそこへの灸は、俗説では不妊になると鍼灸治療基礎学に俗説が載っております。命の大切なところが、不妊になってしまうとは…?

 そういうわけで、臍下二寸の石門も関元も臍下1,3寸の気海も僕はそれほど違いがあるとは思えません。つまり、丹田への火曳きの鍼は不妊になるかもしれない、と解釈が出来るのです。

 もっとも、火曳きの鍼は産後のオケツが頭に上らないように、気を下げる意味が本来の使い方で、平時は使うべきではないのかもしれません。

 火曳きの鍼は少し抵抗があるので、若い女性には、関元などは使わず、脇の大巨などで代用しております。(年齢は自己申告で、自称18歳、28歳の方には使いません!!)

 生理痛には沢田流四霊の灸(左右 滑肉門 大巨)を使っております。深谷灸では不妊治療に効果があるとされる「中条流の灸」は大巨付近を狙ったものといえます。
(もっとも民俗学を研究してきた僕にとって中条流は、不妊治療するとは考えておりませんでしたが)


 そういうわけで、丹田付近へは、万人に使っているわけではないのです。沢田流では、左陽池と中かんで丹田の充実を図ると共に、子宮の位置以上を治すとされています。(されていますと書くのは、僕は子宮の位置以上を治した事は無いので)

 直接、丹田を触る直説法が良いのか?沢田流のように間接的に丹田の充実をはかる方が良いのか?迷うところでもあります。

 昔のお医者さんは、妊娠を脈で判断したのでしょうね。それで、サジ加減をしていたのでしょう。三焦と命門は、一体どのような秘密があるのでしょうかね。わからないうちは、避けるほうが賢明でしょうから。

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丹田

気海、石門、関元については難しいところです。
昔、打鍼の勉強会に行ったとき、火曳きの鍼の場所がどうみても、気海か石門にしか見えないと感じたことを思い出しました。
経絡治療での勉強会でも同様のことを感じたことがあります。
ツボというのはあくまで目安で、狂った身体にはツボも狂う場合もあると感じています。
丹田の解釈も意見がわかれるところで、臍まで含める場合もあるようです。

女性は腹部の治療は抵抗を感じる人が多いですよ。腹診も難しい場合があります。年齢関係なく。
だから、お灸や打鍼があまり使えない時すらありますが、そこも含めてテクニックのうまさなんでしょうね。ボクはまだまだ修行が足りないようです。


Re: 丹田

 骨度法では臍より下の恥骨結合まで5寸。五寸はその人の五寸ですから、各人によって様々。
陰交、気海、石門、関元は、術者がここは、関元といえば、そこが他の人には気海に見えても関元。
石門には不妊になる説がチラホラします。また、任脈と足三陰の交会穴は関元のみで、一寸違いで、そんなに違うの?と言いたくもあります。

 ある程度歳いっちゃうと、腹部を触られても抵抗は無いようです。(コラ!!)腹部オケツがあれば、自分でもおかしなものがある、という自覚症状があるようで、むしろ触ってほしい、異常を見つけてほしいという潜在意識を感じる時もあります。

 まあ、若い女性では、石門、関元付近への刺激である火曳きの鍼は現段階で僕は、まず使いません。

 脈は薬を飲んでいたりすると、偽りの脈が出ますが、そこで腹診が重要になります。

 この記事は火曳きの鍼の疑問、石門、不妊説を投げかけるのが目的です。僕自身は、若い女性を診る機会はほとんどないでしょうから、こんなこと書く必要も本当はないのですが、ブログで見かけた事無いので、僕が書いてみました。
プロフィール

やいと屋 知足斎

Author:やいと屋 知足斎
FC2ブログへようこそ!
幼少の時より喘息などに苦しみ、健康雑誌、東洋医学の世界に入り込む。中学時は三国志の影響で中国の古典に興味を持つ
大学は法学部に進むが鍼灸の夢、捨てきれず近くに鍼灸新設校ができたきっかけで、三十路目前に入学
曾祖母が家伝灸の使い手で、その影響で灸の研究、研鑽を積む毎日
趣味は民俗学研究 だが今は鍼灸に専念する為に封印
家伝灸研究も最近は趣味になりつつある
1年次より中医学の勉強会に通い、3年次は経絡治療も学ぶ。
長野式また撃鍼(打鍼)法
積聚(しゃくじゅ)治療の研究も進めている

平成二十二年三月鍼灸師合格 四月 鍼灸師登録
やいと屋として奮闘中

ナード・アロマテラピー協会認定
アロマ・アドバイザー

キネシオテーピングトレーナー

覚王山鍼灸研究所 研究員

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